『ヒッチャー』 北米盤DVD



ルトガー・ハウアー、逝く。この一本、となると『ブレードランナー』ではなくやはり『ヒッチャー』を挙げたい。久しぶりに『ヒッチャー』北米盤DVDを観た。字幕・吹替は未収録。さすがにナイトシーンの画質はきつい。ただしデイシーンは良好なのでおそらくオーサリングに手が掛けられていないのだろう。マスターはさほど酷くはないかもしれない。音は意外に良い。5.1chよりも2chの方がドスが効いている。本編尺はIMDb表記では97minになっている。聞けば国内盤DVDはPALマスターが使われているようだ。確かに93minと短い。本編のスピードが速くなっているので要注意。(北米盤は98min)。映像特典は国内盤の方が多いが音声は5.1chのみ。悩ましい仕様だ。本編のクオリティなら…北米盤DVDを選ばざるを得ない。



ジョン・ライダー、自分の衝動を抑えられない男。その表情の豊かさゆえに観る側をも惑わせる。ルトガー・ハウワー怪演の一作だ。『激突!』が見えない型の傑作だとするとこの作品は見えちゃってる型の傑作。数年に一度、猛烈に観たくなる。予想を覆していく展開の妙と演出の乾いたトーン。なぜ狙われるのかわからない恐怖。エンディングにも虚無感が漂う。オンエアもなく国内盤BDも未リリースのままというのはあまりにも惜しい。

『四月物語』



平成に製作・公開された日本映画のなかでベスト1はなんだろう?と考えた時になんとなくすぐに思い浮かぶのは『誰も知らない』(平成16年)だけれども、パッケージも含めて最も繰り返して観た作品となると間違いなく『四月物語』(平成10年)だと思う。平成31年。今年も旬な季節がやってきた。

『大いなる遺産』



アルフォンソ・キュアロン監督作『大いなる遺産』。世界に先駆けて国内盤が初のブルーレイ化。



マスターは2Kテレシネ版。これまで配信等で使われてきたものと同世代だろう。よって絵の印象が大きく変わることはないが緻密さはアップしている。ディスク版はDTS HD-MA 5.1chのロスレス音声。情報量が圧倒的に違う。

『カメラを止めるな!』



『カメラを止めるな!』。劇場には3回足を運んだ。スタッフのひとりとして撮影に参加しているような気持ちになるのだから何度観ても不思議な魅力を持っている。“早い・安い・そこそこ”。でも“そこそこ”では終わらせないんだぞ。これは彼らの物語でもありボクらの物語でもある。

『大いなる遺産』 ブルーレイ盤発売決定



【情報解禁】『大いなる遺産』ブルーレイ盤2月8日発売。これはもう20世紀フォックスの担当者と顔を合せるたびにずっとずっとリクエストし続けてきた。そもそもAppleTVを導入したのもこの作品をHDで観たかったからだ。リリース決定の報を受けたのが数か月前。売れ残ったらアンタが買えと言われている(笑)。

『ローガンラッキー』



『ローガンラッキー』。国内ではパッケージも配信も2K SDR版のみなのでBDを選んだ。なるほど『オーシャンズ 7-11』だわい、と劇場では愉しんだのだが『オーシャンズ8』の方がオーシャンズシリーズ風の仕上がりになっているのだな、と今となっては感じた次第だ。BDのマスターは絵も音も極上で文句なし。

『今夜、ロマンス劇場で』



『今夜、ロマンス劇場で』。パッケージ化にあたっては映像業界&ライター仲間の伊尾喜さんがコンテンツの企画制作ディレクションとして携わっている。本作はマスターのエンコードだけでなくディスクのプレスに至るまでキューテックのFORSシステムを採用。クオリティにも期待出来る一枚だ。

『コードネーム U.N.C.L.E. 』北米盤ブルーレイ



Amazonに『コードネーム U.N.C.L.E. 』北米盤ブルーレイの未開封品が出品されていたのでポチッ。686円也でめちゃ安い。北米盤のジャケットには3月公開予定の『トゥーム・レイダー ファースト・ミッション』で2代目ララ・クロフトを演じるアリシア・ヴィキャンデルがフィーチャーされている。アウターケースも付いていたのでバラしてクライテリオンケースに入れ替えよう。なぜ続編が製作されないのか??さっぱり解せない好アクション劇。全編に渡って音楽の使い方が抜群に格好いいし、このディスクは国内盤も含めすこぶる音がいい。お薦めの一本。

本年最後のパッケージはまさかのDVD。



本年最後のパッケージはまさかのDVD。若尾文子さまの『刺青』のDVDが瞬間的にか?半額になっていたのでこの機会を逃さずにオーダーした。日本映画専門チャンネルでのリピート放送は待てど暮らせどないし(もちろんブルーレイ化も望めない)今ならDVDのアップコンバートでもCS時代のHV画質なら凌駕出来るかもしれないと考えた次第だ。さっそく黒いトールケースからスキャナボ製のクライテリオンケースに換装。大映マークは活かしてDVDロゴは無くなった。クリアケースだと作品の品格も上がったように感じられるのだから不思議だ。同じマスターのはずだがエアチェクしたものよりもコントラストが高く、色も鮮やか。口紅や襦袢の赤、もっちりと艶やかな肌の質感も難なく再現されている。HDアプコンの弊害が出るカットもあるがジャギリが細かい。輪郭補正はオフにするのが再生のコツ。極私的にはこれが若尾さまのベスト1作品だ。

というわけで今年もおつきあいありがとうございました。みなさま良いお年を♪

ユニバーサル版 & 北米版 マスター



『 ストリート・オブ・ファイヤー』ブルーレイ。トム・コーディ(マイケル・パレ)がエレン・エイム(ダイアン・レイン)の古い写真を見て彼女の奪還を決意する♪「ネヴァー・ビー・ユー」のシーン。ユニバーサル(英・独)版はモノクロ調、北米(シャウトファクトリー)版はセピア調になっている。マスターの違いはここが分かり易い。

管球再生式映画館ストリート・オブ・ファイヤー

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館主:酒井俊之

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