
【情報解禁】戦国自衛隊 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】。4K UHD BD+BD+特典BD+CDの計4枚組。4Kデジタル修復版は4K HDR(ドルビービジョン)/2K SDRで収録。劇場公開時の4chステレオ版と新たなドルビーアトモス版の音声トラックにも要注目だ。完全資料集成に加えてなんと!初出しの劇伴CDが同梱される。2022年10月28日(金)発売。

KADOKAWAではこの『戦国自衛隊』を皮切りに「角川映画UHDプロジェクト」をスタート。以降、『蘇える金狼』『野獣死すべし』『伊賀忍法帖』『友よ、静かに瞑れ』『化石の荒野』『汚れた英雄』『キャバレー』『麻雀放浪記』のリリースが予定されている。

今週は『戦国自衛隊』強化週間。ブルーレイ盤はオリジナル音声扱いのステレオ再生で観るのが常だが、サラウンド音声をあらためてチェックしている。ロスレスのドルビーTrueHD 5.1ch仕様。2005年に新たに制作されたトラックで、川中島の合戦の迫力はたっぷり。自衛隊が戦国時代へとタイムスリップするイメージシーンなどはサウンドデザインも面白い。

ブルーレイ盤に収録されている音声トラックは①ステレオ②5.1chサラウンド。画との馴染みがいいのはデフォルトのステレオ音声だ。5.1chサラウンドは鮮度感が高い。しかしそれがゆえに画との釣り合いが取れていない印象なのだ。音に対して画が“古い”。画と音のバランスをどう取るか?このあたりが4Kデジタル修復版のテーマとなろう。

『犬神家の一族』4K UHD BD盤インプレッション最速レポート。ディスクに収録されているグレーチャートは明部の調整は容易だけれど暗部のほうはちょっとしたコツが要る。背景の最暗部から○が浮かび上がってなおかつ周りを囲む□が見えるくらいがちょうどいいバランス。記事中の画像はIMAGICA製なので保存しておくと参考になるはず。

『犬神家の一族』。映画本編は東宝ワイド。いっぽう予告篇はシネスコサイズ。こちらも4Kデジタル修復版でいいねぇ。

誰も観たことがない4K HDR版『犬神家の一族』。劇場公開時に市川崑監督がイメージした作品の姿、美麗に甦った本編に思わず感嘆の声が漏れてしまうのが4K SDR版だとすれば新たに制作された4K HDR版はまさに驚愕の連続。連載の最終回は4K UHD BD盤インプレッション最速レポート!。

角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その5)。4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編③〜。第5回のテーマはいよいよグレーディング。劇場公開当時の東洋現像所で本作や市川崑作品を担当したフィルムタイマーたちからの助言がさらに新マスターの完成度を上げる結果に繋がった。さぁ12月4日(土)は日本映画+時代劇4Kチャンネルでこの4Kデジタル修復版の4K初放送だ。

角川映画祭、はじまる。テアトル新宿で『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。上映後に犬神梅子こと草笛光子さんのトークショー。往時の愉快なエピソードだけでなく初めて明かされる市川崑流の編集術にびっくり。これはコマ送りで確認してみなければ、だ。この模様は12月4日(土)日本映画専門チャンネルで4K修復版の本編と併せて放送の予定。

角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その4)。4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編②〜。今回のテーマはレストア。グレインの塩梅はこの工程で決まる。ターゲットは劇場での上映。音のマスターは音だけのために新たに焼いたプリントからデジタイズされた。これでより映画館で聴いた印象に近づけることが出来るわけだ。
日本映画専門チャンネルでもオンエア中のミニドキュメンタリー「『犬神家の一族』4Kデジタル修復の軌跡」。