Posted in 11 2006
007 アルティメット・コレクション BOX 到着!
「oo7/カジノ・ロワイヤル」ショックまだ冷めやらぬと言った状態が続く今日この頃。英国、そしてアメリカからも大絶賛の声が続々と届いていますね。なんでそこまで評価が高いのか!? たぶんまださっぱりピンとこない方も多いと思います。そのうえ「これは新しいボンドシリーズだ」と言われれば、旧作からのファンの心中もきっと穏やかではないでしょう。でも心配ご無用。“クラシック・シリーズ”を知り尽くしているからこそ楽しめる要素がそこかしこにちゃんと散りばめられています。
と、そうこうしているうちに「007 アルティメット・コレクション BOX」のサンプル版(第1号!)が届きました。

ボケボケの写メールで失礼します。ケースはこんな感じ。

お約束のガンロゴ。

DVDはこういう感じで収納されます。さすがにずっしりと重い!

例えば「oo7/サンダーボール作戦」。
発売開始はもう間もなくですね。来週の22日。このBOX、先日はめざましテレビで取り上げられていましたが、明日の「王様のブランチ」でも紹介されます。主にこの番組を見ているであろうOLのおねえさん達にも「へぇ~」と感心して頂けるような“oo7トリビア”ネタを番組用に提供しておきましたので、是非チェック!してみて下さい。もしかしたらいち早く日本語吹き替えのシーンも登場するかも?!
![]() | 007 アルティメット・コレクション BOX ショーン・コネリー (2006/11/22) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン このボックスの詳細を見る |
「007/カジノ・ロワイヤル」完成披露試写会。
偉大なる父がこれまで作り上げてきた“大いなる幻影”を遂に打ち破り、その息子と娘が満を持して放った新たなるボンドシリーズの鮮やかな幕開け。文字通り“Everything Or Nothing”、不退転の決意と勇気で敢然とプロデュース・ワークに立ち向かったマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリにまずは最大級の賛辞を送りたいと思います。「007/カジノ・ロワイヤル」。おそらくボンドファンにとってはこれまで味わった事がない衝撃と共に、しかしかつてないほどの熱狂をもって迎え入れられることになることでしょう。

あまり書いてしまうと“贔屓の引き倒し”になっちゃいますので、ここは冷静になってみようと努めてみましたが…どうも褒めちぎってますね(笑)。2時間24分という長丁場にもかかわらず、全編まったく無駄のないソリッドでシャープなテイストにとにかく驚きました。ちょっとマーティン・キャンベルの監督作とは思えないくらい。やはり脚色のポール・ハギスと編集のスチュワート・ベアードという新しい血の投入が功を奏しているのでしょう。切れ味の鋭さの次元が違う。劇中のシーンを思い出すだに鳥肌がたちます。あのデビッド・アーノルドでさえ(!)己を抑えて作品に奉仕しているのがひしひしと伝わってくるほど、新旧織り交ぜた全スタッフがクオリティの高い仕事をしています。これはもはや007シリーズにとってはほとんど奇跡に近いことかもしれません。

さて肝心の新ボンド=ダニエル・クレイグはどうなんだ?というのが気に掛かるところだとは思うんですが、おそらくは歴代のボンドと較べてしまうこと自体がナンセンス。しかし、紛れもなく本作の成功の大きな要因は、クレイグ自身が創り上げたこれまでにないこのボンド像にあることに間違いはありません。とにかく初めて登場することになるジェームズ・ボンドです。なので言わば彼が“初代”。ボンド役に抜擢されて以来、多くのバッシングにもめげずここまでボンドを演じ通した精神力、肉体を酷使して撮影に挑んだその姿勢は賞賛に値します。
ここはひとつ「新しく始まったボンドシリーズを観るのだ」という気持ちで劇場に足を運んでみてください。実は誰よりもこんなボンド映画を観たかったのは、映画ファンやボンドファンではなく、他でもないEONのプロデュース・チームなんでしょうね。“カジノ・ロワイヤル”で繰り広げられる大勝負以上の賭けに出たマイケルとバーバラ。その勝負強さに草葉の陰で親父さんも苦笑いしている事でしょう。

なんだかもう…書き出せばきりがありませんので、最後にひと言だけ。熱狂的なボンドファンの皆々様。よ~やくボンド映画が時代に追いつきましたよ(笑)。これで大ヒットを記録しなきゃウソ! お膝元の英国では16日、全米では17日、国内では12月1日からの劇場公開。というわけで、つもるハナシはロードショー公開時に解禁ってことにしましょう。“ヴェスパー”で…乾杯。

Casino Royale
ORIGINAL SOUND TRACK US版
なんてったって♪25「Name's Bond... James Bond」で…ナミダ。
いざ「カジノ・ロワイヤル」試写会!
今日のこの日誌はタイマー設定でのアップになります。

というわけで、これからいよいよ「oo7/カジノ・ロワイヤル」完成披露試写会です。本日のマスコミ向けの試写会が、おそらく国内では初のお披露目となるはず。この日誌がブログにアップされる頃には上映が始まっていることでしょう。
待ちに待った六代目ボンド=ダニエル・クレイグのデビュー作。上映時間、堂々の2時間20分。傑作か!駄作か?!のちほどネタバレをしない程度にご報告しようと思っています。
「oo7/カジノ・ロワイヤル」完成披露試写会

シリーズの常識をひっくり返す未曾有の大傑作なのか、それとも伝統に泥を塗る忌避すべき失敗作なのか。

12月1日のロードショー公開を前に、今月14日の完成披露試写会でひとあし早く確かめてきます。
![]() | ミュンヘン スペシャル・エディション (2006/08/18) 角川エンタテインメント この作品の詳細を見る |
まだどうにもダニエル・クレイグのボンドは心配で毎晩眠れないという方には、この作品をオススメしておきます。ヘタに「カジノ・ロワイヤル」のトレーラーやスチル写真を見るよりも安心することが出来ます。
![]() | 007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 イアン・フレミング 東京創元社 この小説の詳細はコチラ |
![]() | Bond on Set: Casino Royale Inc. Dorling Kindersley Dk Pub (T) この写真集の詳細を見る |
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