軍艦島に行ってきた!

…わけではなく、長崎市内にお住いのボンド仲間が軍艦島土産をどっさりと送って下さいました。軍艦島と言えば、もちろん「007/スカイフォール」に登場するシルヴァのアジト、“デッドシティ”。ですが、もともとは炭鉱、石炭の島。というわけで、石炭にちなんだお菓子などがお土産として人気があるようです。

どこからどう見ても石炭。ところがこれがドーナツなんです。見た目はアレですが、しっとりとしていて美味い。

こちらは石炭あられ。ちょっと木炭ぽっいかたち。気のせいか、香ばしい。

石炭だんご。どれもこれも墨色です。

竹炭入りのキャラメルまであります。

やっぱり黒い。

石炭ドロップ。(頬張るとなんかむせそう)

当然、黒い。

そしてこちらは軍艦島のミニチュアが付いたキーホルダーです。

これは渋い。ボンドグッズ入り決定!の日本手ぬぐい。海外からの観光客にも人気がありそう。さすがに“007”のガンロゴや“スカイフォール”のタイトルが入ったグッズは販売されていないようですが、いずれ登場すると嬉しいですね。お土産目当ての007ファンの来島がぐっ!とアップするはず。

ポストカードの写真で見ると、劇中の“デッドシティ”はCGで細かく描き加えられているのがよく判ります。

…わけではなく、長崎市内にお住いのボンド仲間が軍艦島土産をどっさりと送って下さいました。軍艦島と言えば、もちろん「007/スカイフォール」に登場するシルヴァのアジト、“デッドシティ”。ですが、もともとは炭鉱、石炭の島。というわけで、石炭にちなんだお菓子などがお土産として人気があるようです。

どこからどう見ても石炭。ところがこれがドーナツなんです。見た目はアレですが、しっとりとしていて美味い。

こちらは石炭あられ。ちょっと木炭ぽっいかたち。気のせいか、香ばしい。

石炭だんご。どれもこれも墨色です。

竹炭入りのキャラメルまであります。

やっぱり黒い。

石炭ドロップ。(頬張るとなんかむせそう)

当然、黒い。

そしてこちらは軍艦島のミニチュアが付いたキーホルダーです。

これは渋い。ボンドグッズ入り決定!の日本手ぬぐい。海外からの観光客にも人気がありそう。さすがに“007”のガンロゴや“スカイフォール”のタイトルが入ったグッズは販売されていないようですが、いずれ登場すると嬉しいですね。お土産目当ての007ファンの来島がぐっ!とアップするはず。

ポストカードの写真で見ると、劇中の“デッドシティ”はCGで細かく描き加えられているのがよく判ります。
![]() | 007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray] (2013/04/03) ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム 他 このディスクの詳細を見る |
来週の水曜日にリリースされる「007/スカイフォール」ブルーレイのサンプル盤が到着。

スチールブック仕様〔5,000セット数量限定生産〕です。グレイシルバーで仕上げられ、さすがに存在感があってスペシャルな雰囲気がたっぷり。ただ、Amazonでは既に予約数量を超えてしまっているようですので(受付から3日ほどで完売になっていたのでは?)追ってマーケットプレイスで出品された時がチャンスでしょう。他のネットショップでも状況は同じようですが、発売日に店頭出荷分の在庫を狙う手はあります。

いぇす まぁむ!

2枚組ブルーレイ&DVD〔初回生産限定〕。デザインは北米版と共通です。

こちらは先着購入者特典の特製ポストカード 8枚セット。
“お急ぎ便”だとリリース前日の2日(火)の到着。間もなく!です。

スチールブック仕様〔5,000セット数量限定生産〕です。グレイシルバーで仕上げられ、さすがに存在感があってスペシャルな雰囲気がたっぷり。ただ、Amazonでは既に予約数量を超えてしまっているようですので(受付から3日ほどで完売になっていたのでは?)追ってマーケットプレイスで出品された時がチャンスでしょう。他のネットショップでも状況は同じようですが、発売日に店頭出荷分の在庫を狙う手はあります。

いぇす まぁむ!

2枚組ブルーレイ&DVD〔初回生産限定〕。デザインは北米版と共通です。

こちらは先着購入者特典の特製ポストカード 8枚セット。
![]() | 007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray] (2013/04/03) ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム 他 このディスクの詳細を見る |
“お急ぎ便”だとリリース前日の2日(火)の到着。間もなく!です。

「入り船も 出船も絶えて 島の夏」 季違いじゃが仕方がない…。

これはタカラトミーアーツから発売されている「ディズニー シネマジックフィルム」シリーズ。いわゆる“ガチャマシーン”に入ったミニ フィギュアです。ポップなカラーリングでなかなか造形も良く、ひとつ200円也。この2個は、人気のないキャラの新古品をネット経由で買いましたので、ひとつ30円也。
![]() | ガチャガチャ ディズニーキャラクター シネマジックフィルム vol.5 全7種セット タカラトミーアーツ 商品詳細を見る |
古今のディズニー映画に登場する人気キャラクターをラインナップ。Amazonだとオトナ買いが出来ます。

でも、ウチではディズニーのキャラには用はありません。必要なのはこのフィルム型のフレーム。

2個並べると、ワイドスクリーンになります。

各フィルムの端をそれぞれカットして、瞬間接着剤で繋げればOK。

“勝手にユニバーサル”で、『ジョーズ』シネスコ版の完成。シアターのどっかに飾っておくことにします。
![]() | JAWS コレクターズ・エディション(デジタルコピー付)(初回生産限定) [Blu-ray] (2012/08/22) ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ 他 このディスクの詳細を見る |
『四月物語』に続いて、この季節限定の“桜の映画”。

藤沢周平原作による『花のあと』。ブルーレイ盤はまだリリースされていませんので、これはNHK-BSプレミアムでのオンエアチェック版です。オリジナルのスクリーンサイズはヴィスタですが、例によって“勝手にシネスコ”上映です。

この作品は言わば女剣士による任侠物語。品があってストイックな演出にも好感が持てますし、主演が北川景子ということになれば、さらに評価をアップせざるを得ません(笑)。

撮影・プリントにはコダックのフィルムが使われています。よってプロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】。カラープロファイルモードはコダックフィルム用の【フィルム1】を組み合わせています。

どうも最近のNHK-BSプレミアムは一時に比べると画質がやや落ちているような気がしてならないのですが、こういったクローズアップショットの精細感などは上々です。瞳に入ったキャッチライトも力強い。

【フィルム】よりもフェイストーンにほんのりとピンク色が差す【シネマ】モードの方がより可憐に見えるのかも。

凛々しいですね。このシークエンスは夜明け前という設定で、画面も薄暗く、オンエア版では少々甘めの画調になってしまいますが、ブルーレイ盤だともっと絵が立ってくるのではないかと思います。

“勝手にシネスコ”ですので画面の上下は切れてはいるものの、さほど違和感は感じません。結果オーライ。

藤沢周平原作による『花のあと』。ブルーレイ盤はまだリリースされていませんので、これはNHK-BSプレミアムでのオンエアチェック版です。オリジナルのスクリーンサイズはヴィスタですが、例によって“勝手にシネスコ”上映です。

この作品は言わば女剣士による任侠物語。品があってストイックな演出にも好感が持てますし、主演が北川景子ということになれば、さらに評価をアップせざるを得ません(笑)。

撮影・プリントにはコダックのフィルムが使われています。よってプロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】。カラープロファイルモードはコダックフィルム用の【フィルム1】を組み合わせています。

どうも最近のNHK-BSプレミアムは一時に比べると画質がやや落ちているような気がしてならないのですが、こういったクローズアップショットの精細感などは上々です。瞳に入ったキャッチライトも力強い。

【フィルム】よりもフェイストーンにほんのりとピンク色が差す【シネマ】モードの方がより可憐に見えるのかも。

凛々しいですね。このシークエンスは夜明け前という設定で、画面も薄暗く、オンエア版では少々甘めの画調になってしまいますが、ブルーレイ盤だともっと絵が立ってくるのではないかと思います。

“勝手にシネスコ”ですので画面の上下は切れてはいるものの、さほど違和感は感じません。結果オーライ。
![]() | 花のあと [DVD] (2010/09/24) 北川景子、甲本雅裕 他 この作品の詳細を見る |
うっかりしていたら、もう桜が咲き始めた!いつの間にか春です。

四月を待っていると、東京では桜がぜんぶ散ってしまいそうなので、ひと足早く『四月物語』のブルーレイディスク。リリースは昨年の9月だったのですが、この季節になるまでレビューをするのを待っていました。
この作品は、DVD時代からのウチのリファレンスディスクの定番です。ブルーレイ化にあたってはリマスタリングされたHDマスターが使われています。リマスターの作業については、BD盤の発売の際に岩井俊二監督にもインタビューでいろいろとお伺いしましたが、カラコレ(カラーコレクション)作業を経て、絵のトーンにはかなり手が加えられています。監督自身はスクリーンへの投射といったケースは想定せず、一般家庭の“常識的なサイズ”の液晶TVでの視聴を前提とした絵作りにした、とコメントされていました。

この作品のスクリーンサイズは、邦画の小さな作品にしては珍しくシネスコ。ですので、アナモフィックレンズを通してそのままシネスコサイズでの上映です。少々フォーカスに甘さもあったDVD版に比べると、分かり易いくらい絵がくっきりとシャープ。全体的にクロマが上げられていますので、緑や桜のほのかなピンク色などもより鮮明です。

絵を引き締めつつ、フィルターワークのフォギーなトーンもキープ。

強調感のない立体感と、自然な奥行き感。撮影にはコダックのフィルムが使われていますので、プロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】、カラープロファイルモードはコダックフィルム用の【フィルム1】を組み合わせています。

夕焼けを感じさせるアンバー系のトーン。陽の光が優しげで、松たか子の肌の色もいいですね。

DVDのSD映像でも鮮明で美しいシークエンスでしたが、BD盤はさらにSNが向上し、風の爽やかな温度までをも感じさせるかのよう。岩井監督ご自身はあまりサラウンドでの仕上げは好みではないとのことで、このディスクの音声トラックも従来からの5.1chサラウンドに加えて、2.0ch(リニアPCM)のステレオ音声も併せて収録されています。

終盤の雨のシーン。コントラストが強調され、シャープネスも上がっていますので、絵が力強くなっています。黒も締まり、暗部の階調表現なども優秀。通常サイズのTVモニターよりも、思いのほかスクリーン上映の方が相性は良いのではないかな? ウチではこれからもリファレンスディスクとして重宝しそうですが、岩井俊二監督作品がお好きな方にもお薦めのディスクです。観るなら今の季節、限定(笑)。

四月を待っていると、東京では桜がぜんぶ散ってしまいそうなので、ひと足早く『四月物語』のブルーレイディスク。リリースは昨年の9月だったのですが、この季節になるまでレビューをするのを待っていました。
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この作品は、DVD時代からのウチのリファレンスディスクの定番です。ブルーレイ化にあたってはリマスタリングされたHDマスターが使われています。リマスターの作業については、BD盤の発売の際に岩井俊二監督にもインタビューでいろいろとお伺いしましたが、カラコレ(カラーコレクション)作業を経て、絵のトーンにはかなり手が加えられています。監督自身はスクリーンへの投射といったケースは想定せず、一般家庭の“常識的なサイズ”の液晶TVでの視聴を前提とした絵作りにした、とコメントされていました。

この作品のスクリーンサイズは、邦画の小さな作品にしては珍しくシネスコ。ですので、アナモフィックレンズを通してそのままシネスコサイズでの上映です。少々フォーカスに甘さもあったDVD版に比べると、分かり易いくらい絵がくっきりとシャープ。全体的にクロマが上げられていますので、緑や桜のほのかなピンク色などもより鮮明です。

絵を引き締めつつ、フィルターワークのフォギーなトーンもキープ。

強調感のない立体感と、自然な奥行き感。撮影にはコダックのフィルムが使われていますので、プロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】、カラープロファイルモードはコダックフィルム用の【フィルム1】を組み合わせています。

夕焼けを感じさせるアンバー系のトーン。陽の光が優しげで、松たか子の肌の色もいいですね。

DVDのSD映像でも鮮明で美しいシークエンスでしたが、BD盤はさらにSNが向上し、風の爽やかな温度までをも感じさせるかのよう。岩井監督ご自身はあまりサラウンドでの仕上げは好みではないとのことで、このディスクの音声トラックも従来からの5.1chサラウンドに加えて、2.0ch(リニアPCM)のステレオ音声も併せて収録されています。

終盤の雨のシーン。コントラストが強調され、シャープネスも上がっていますので、絵が力強くなっています。黒も締まり、暗部の階調表現なども優秀。通常サイズのTVモニターよりも、思いのほかスクリーン上映の方が相性は良いのではないかな? ウチではこれからもリファレンスディスクとして重宝しそうですが、岩井俊二監督作品がお好きな方にもお薦めのディスクです。観るなら今の季節、限定(笑)。
![]() | 四月物語 [Blu-ray] (2012/09/05) 松たか子、田辺誠一 他 この作品の詳細を見る |

『007/慰めの報酬 TV吹替キャスト・新録版』。アテレコ収録、そしてダビング作業が終了しました。

向って左からカミーユ役の武田華さん、ボンド役の藤真秀さん、グリーン役の江原正士さん。

企画段階からイメージしていた以上の“往年の007/TV吹替え版”が完成。“007吹替ドリームチーム”の健闘がなにより素晴らしかった。大ベテランからルーキーまで、やはりボンド映画だと気合の入れ方が違う。たぶんこんな無茶な企画を007シリーズで実現する機会はもう二度とないと思います。

<ダビングメモ1>藤真秀のジェームズ・ボンド役は余裕すら感じさせる安定感のある演技。そして劇中のキャラクターに独自の解釈を加え、アドリブもふんだんに取り入れながら、ノリに乗って演じきったグリーン役の江原正士。独裁者らしい、いやらしさたっぷりのメドラーノ将軍役、内海賢二。その熱演に応えるために、音声トラックは5.1chだが通常のTV放送版よりも少々セリフが立つように仕上げている。
<ダビングメモ2>ボンドガールズの好演も光る。DVD版よりもセクシーな雰囲気が漂うカミーユを武田華が演じれば、いつものマネーペニー役よりも可愛らしさがチャーミングな加藤優子のフィールズもいい。出番は少ないがコリーヌ役の兼田奈緒子にも要注目。前作『カジノ・ロワイヤル』、“オーシャンクラブの受付嬢”からの大抜擢となったカミーユ役の武田氏が「ボンドガールに選ばれたよ」と実家に電話で報告をしたという話を聞いて感激。
<ダビングメモ3>予想外の役作りでスタッフを喜ばせてくれたのはエルヴィス役の青山穣。キモくてどこかユーモラスなキャラに仕上がった。そして、本作の最高殊勲選手賞はなんといっても“タクシー運転手”役の龍田直樹。西村知道のマティスとの絶妙な掛け合い。お互いの声が被るので本番では別録りだが、リハーサルで芝居を合わせると、あまりのおかしさに収録ブース内の声優陣が大爆笑。本番一発OK、これぞ名人芸と言うしかない。

ボンドが任務遂行のために異国の地に赴く。諜報活動と市井の人々の日常生活が交錯し、そこで生れるカルチャーギャップによって笑いが起こる。これが日本語でも再現できなければ、007シリーズならではの面白さは伝わらない。おそらくボンド映画では、1983年に制作された「月曜ロードショー」版の『私を愛したスパイ』以来となる“田舎のおじいちゃん言葉”を駆使した吹替えとなる。個人的にはこの“非英語でまくしたてるタクシー運転手”の声を日本語で活かすことが出来たのがなにより嬉しい。これまでのDVD版とはもっとも異なる重要なシークエンスだ。
![]() | 007/慰めの報酬(TV放送吹替キャスト・新録版) [DVD] (2013/05/08) ダニエル・クレイグ この作品の詳細を見る |
「アルゴ」のブル―レイディスクが到着しました。

1980年、実際に決行されたCIAによる極秘作戦の顛末をモチーフとして大胆に脚色。近年稀に見るサスペンス映画の傑作に仕上がっています。先日発表された第85回アカデミー賞では作品賞・脚色賞・編集賞を受賞。今も一部のシネコンでは“凱旋リバイバル”上映されていますが、映画館で観ると必ずパンフレットが欲しくなる作品ですし、映画にまつわるビハインド・ストーリーをもっと知りたくなりますので、今のタイミングならブルーレイディスクがお薦めです。
ブルーレイ盤には120分の劇場公開版と130分のエクステンデッド・バージョンを収録。劇場公開時にはカットされていた主人公のトニー・メンデス(ベン・アフレック)の家族にまつわるエピソードを中心に再編集されていますが、トニーが作戦のヒントを思いつくまでの、物語のカギとなるシーンが両バージョンでは(小ネタも含め)少々アプローチが異なっていますので、見比べてみると面白いと思います。どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのか、映画を観ながら気になっていたポイントが特典映像ではしっかりと押さえられていて文句なし。オーディオコメンタリーも含め、一気に見てしまいました。

“清く正しい映画オタク”、ベン・アフレック監督の演出は奇をてらうことなく丁寧で正攻法。(だからストーリー展開が分かり易い)物語の時代設定と同じく、実際に1970年代後半から80年にかけて流行っていたサスペンス映画の雰囲気をそこかしこに漂わせているところがミソ、です。さすがオスカーを獲っただけあって、ウィリアム・ゴールデンバーグの編集が素晴らしいのですが、個人的にはエクステンデッド・バージョンの方が人物描写に深みが加わり、より完成度が高いと思います。

IMDbで調べてみるとこの作品は、さまざなフォーマットで撮影された素材で構成されていることがわかります。フィルムについては35mmから8mmまですべてコダック製。プリントにはフジのフィルムが使われています。

というわけでD-ILAプロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】。組み合せるカラープロファイルモードは富士フィルム用の【フィルム2】を選んでの上映。フィルムの粒状感は強めで、いかにもワーナー作品らしいトーンです。ワーナー盤はソニー機で見ると色の抜けがイマイチに感じられることがたびたびあるのですが、JVC機だと逆にその癖が巧く活きて、フィルムっぽいトーンに纏め上げているな、といった印象になります。
最初から最後までドキドキしっぱなし!お薦めです。

1980年、実際に決行されたCIAによる極秘作戦の顛末をモチーフとして大胆に脚色。近年稀に見るサスペンス映画の傑作に仕上がっています。先日発表された第85回アカデミー賞では作品賞・脚色賞・編集賞を受賞。今も一部のシネコンでは“凱旋リバイバル”上映されていますが、映画館で観ると必ずパンフレットが欲しくなる作品ですし、映画にまつわるビハインド・ストーリーをもっと知りたくなりますので、今のタイミングならブルーレイディスクがお薦めです。
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ブルーレイ盤には120分の劇場公開版と130分のエクステンデッド・バージョンを収録。劇場公開時にはカットされていた主人公のトニー・メンデス(ベン・アフレック)の家族にまつわるエピソードを中心に再編集されていますが、トニーが作戦のヒントを思いつくまでの、物語のカギとなるシーンが両バージョンでは(小ネタも含め)少々アプローチが異なっていますので、見比べてみると面白いと思います。どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのか、映画を観ながら気になっていたポイントが特典映像ではしっかりと押さえられていて文句なし。オーディオコメンタリーも含め、一気に見てしまいました。

“清く正しい映画オタク”、ベン・アフレック監督の演出は奇をてらうことなく丁寧で正攻法。(だからストーリー展開が分かり易い)物語の時代設定と同じく、実際に1970年代後半から80年にかけて流行っていたサスペンス映画の雰囲気をそこかしこに漂わせているところがミソ、です。さすがオスカーを獲っただけあって、ウィリアム・ゴールデンバーグの編集が素晴らしいのですが、個人的にはエクステンデッド・バージョンの方が人物描写に深みが加わり、より完成度が高いと思います。

IMDbで調べてみるとこの作品は、さまざなフォーマットで撮影された素材で構成されていることがわかります。フィルムについては35mmから8mmまですべてコダック製。プリントにはフジのフィルムが使われています。

というわけでD-ILAプロジェクター DLA-X9の【PICTURE MODE=画質モード】は【フィルム】。組み合せるカラープロファイルモードは富士フィルム用の【フィルム2】を選んでの上映。フィルムの粒状感は強めで、いかにもワーナー作品らしいトーンです。ワーナー盤はソニー機で見ると色の抜けがイマイチに感じられることがたびたびあるのですが、JVC機だと逆にその癖が巧く活きて、フィルムっぽいトーンに纏め上げているな、といった印象になります。
![]() | アルゴブルーレイ&DVD (2枚組)(初回限定版) [Blu-ray] (2013/03/13) ベン・アフレック、ブライアン・クランストン 他 この作品の詳細を見る |
最初から最後までドキドキしっぱなし!お薦めです。
5月にリリース予定の「007 TV放送吹替初収録特別版DVDシリーズ 第四期」に収録される「007/慰めの報酬 TV放送吹替キャスト 新録版」。DVDのために“TV放送吹替版”を制作し、「007/カジノ・ロワイヤル」から「007/スカイフォール」へと続く、藤真秀版ジェームズ・ボンドシリーズを完成させようというプロジェクトです。

全キャストも発表になりました。まさにオールスターが勢揃い。“007吹替ドリームチーム”です。

数百か所に渡って手を入れた新たな吹替台本も完成。あとはいよいよ収録を待つばかりです。

<キャスティングメモ1>ジェームズ・ボンド役にはもちろん、藤真秀。対するミスター・グリーン役には江原正士。江原氏は「トゥモロー・ネバー・ダイ」ではボンド役を演じた経験を持つ。つまり“5代目ボンド vs.6代目ボンド”の対決だ。他にもこれまでボンド役を演じた内海賢二、大塚芳忠もこのプロジェクトに参画。なんと歴代ボンド4人が一堂に会することになる。
<キャスティングメモ2>メドラーノ将軍を演じるのは、007吹替界にこのひとあり、の内海賢二。いっそのことグラント風、Mr.ビッグ風、ドラックス風、ウィティカー風と、シーンで演じ分けて頂くのはどうだ。(全部一緒か)ボンドガール、カミーユ役の武田華は「カジノ・ロワイヤル」で演じたオーシャンクラブの受付嬢からの大抜擢。フィールズはマネーペニー役でお馴染みの加藤優子。いわば“サブキャラ”からの下剋上キャスティングだ。演技合戦が楽しみ。
<キャスティングメモ3>M、そしてタナー役は「カジノ・ロワイヤル」と同じく沢田敏子と白熊寛嗣。沢田氏は「ダイヤモンドは永遠に」でボンドガールのティファニー・ケイスを、白熊氏はDVD版ではQを演じている。“007吹替ドリームチーム”、堂々の参画だ。フィリックス・ライター、マティス、ミスター・ホワイトも「カジノ・ロワイヤル」のキャスティングを踏襲。なかでもホワイト役の大塚芳忠氏はDVD版では四代目ジェームズ・ボンド、そしてライター役まで演じたことがあるという異色の経歴の持ち主。
<キャスティングメモ4>“スペシャルゲスト”としてキャスティングが叶ったのが大塚周夫。「私を愛したスパイ」のストロンバーグ役も強く記憶に残っているが、氏の参画で新録版の世界に厚みが加わったのは嬉しい。また、龍田直樹が演じるタクシー運転手にも触れておかねばならない。ボンドたちを乗せたタクシー内での珍妙なやりとり。実は今回の007新録版プロジェクトの“肝”は、このシーンではないかと個人的には思っている。収録が最も楽しみなシーンだ。
【第四期】の前に、まずは【第三期】ボックス。来週、リリースです。

全キャストも発表になりました。まさにオールスターが勢揃い。“007吹替ドリームチーム”です。

数百か所に渡って手を入れた新たな吹替台本も完成。あとはいよいよ収録を待つばかりです。

<キャスティングメモ1>ジェームズ・ボンド役にはもちろん、藤真秀。対するミスター・グリーン役には江原正士。江原氏は「トゥモロー・ネバー・ダイ」ではボンド役を演じた経験を持つ。つまり“5代目ボンド vs.6代目ボンド”の対決だ。他にもこれまでボンド役を演じた内海賢二、大塚芳忠もこのプロジェクトに参画。なんと歴代ボンド4人が一堂に会することになる。
<キャスティングメモ2>メドラーノ将軍を演じるのは、007吹替界にこのひとあり、の内海賢二。いっそのことグラント風、Mr.ビッグ風、ドラックス風、ウィティカー風と、シーンで演じ分けて頂くのはどうだ。(全部一緒か)ボンドガール、カミーユ役の武田華は「カジノ・ロワイヤル」で演じたオーシャンクラブの受付嬢からの大抜擢。フィールズはマネーペニー役でお馴染みの加藤優子。いわば“サブキャラ”からの下剋上キャスティングだ。演技合戦が楽しみ。
<キャスティングメモ3>M、そしてタナー役は「カジノ・ロワイヤル」と同じく沢田敏子と白熊寛嗣。沢田氏は「ダイヤモンドは永遠に」でボンドガールのティファニー・ケイスを、白熊氏はDVD版ではQを演じている。“007吹替ドリームチーム”、堂々の参画だ。フィリックス・ライター、マティス、ミスター・ホワイトも「カジノ・ロワイヤル」のキャスティングを踏襲。なかでもホワイト役の大塚芳忠氏はDVD版では四代目ジェームズ・ボンド、そしてライター役まで演じたことがあるという異色の経歴の持ち主。
<キャスティングメモ4>“スペシャルゲスト”としてキャスティングが叶ったのが大塚周夫。「私を愛したスパイ」のストロンバーグ役も強く記憶に残っているが、氏の参画で新録版の世界に厚みが加わったのは嬉しい。また、龍田直樹が演じるタクシー運転手にも触れておかねばならない。ボンドたちを乗せたタクシー内での珍妙なやりとり。実は今回の007新録版プロジェクトの“肝”は、このシーンではないかと個人的には思っている。収録が最も楽しみなシーンだ。
![]() | 007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第三期】 (2013/03/13) ロジャー・ムーア このボックスの詳細を見る |
【第四期】の前に、まずは【第三期】ボックス。来週、リリースです。

シアター内のセッティングをちょっとばかし変更。スクリーンの位置を思い切って30センチほど下げました。ぎりぎりまでスクリーンを下げるために、アルテックのスピーカーも縦置きから横置きに変更。

スピーカーユニットが低い位置になりましたので、これまで“視聴室スタイル”でソファの前にAVラックと共に置いていたAV機器類をすべてソファの横に移動。スクリーン、スピーカー前の空間を確保しました。

スクリーンを下げてセッティングする際に併用した新兵器。アイリスオーヤマ製の家具転倒防止用の突っ張り棒です。スクリーンフレームの下端を左右で支えます。それほど頑丈そうな造りではありませんが、実際にスクリーンに手を掛けて揺らしてみてもしっかりとホールドしているようで、いざという時には役に立つかもしれません。
![]() | アイリスオーヤマ 家具転倒防止伸縮棒 M KTB-40 ホワイト 35910 (2004/11/11) アイリスオーヤマ この商品の詳細を見る |

目の前がちょうどスクリーンの中央だと姿勢が楽ですし、視線がより左右に動かしやすくもなりますので、シネスコ画面への没入感と酩酊感がさらにアップ。30センチの位置変更と言えども侮れません。これで2本立て、3本立て、長時間の映画鑑賞も楽々。ホームシネマ派のみなさん、スクリーンと視聴位置の関係はいかがでしょうか。

“シネスコ&カーブド”スクリーンのリュネットシリーズ。サイトがリニューアルされました!

【アナモフィックレンズ Panasonic AG-LA7200 Sekaimon オークション状況】

ここのところずっと探していた「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のレコード盤をようやく発見。
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1983年の劇場公開時にも手に入れていたのですが、その後CD盤がリリースされた際に(中身のレコ―ドだけ)処分。再び手にするまで思っていたよりも時間がかかりました。ネット経由で700円也。

こちらは1995年に“SILVA SCREEN RECORDS”からリリースされたCD盤です。
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スコアを担当しているのはミッシェル・ルグラン。レコード版には収められていなかった楽曲も多数収録していますが、タイトル曲♪「ネバーセイ・ネバーアゲイン」をハーブ・アルパートがトランペットソロで聴かせるフレーズが、どういうわけかこのCD版には入っていません。(映画本編のエンディングでも、キム・ベイシンガーがプールに飛び込むシークエンスで流れています)そんなわけで、どうしてもレコード盤も手に入れておきたかった次第。
![]() | Never Say Never Again (1997/07/01) Soundtrack このアルバムの詳細を見る |
ハーブ・アルパートは主題歌を唄うラニ・ホールの夫君で、セルジオ・メンデスと共に♪「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のプロデュースも手掛けています。また旧作の「カジノロワイヤル」でもトランぺッターとして参加していて、なにかと“007番外編”に縁のあるアーティストです。国内版はレコードもCDも、リリース元は“サントラのキング”ことキングレコード。CD盤も既に廃盤になっていますので、なんとか再販出来ないものかと“焚きつけて”はいるんですが、なかなか…ハードルは高そうです。
![]() | ネバーセイ・ネバーアゲイン [Blu-ray] (2013/04/03) ショーン・コネリー、キム・ベイシンガー 他 この作品の詳細を見る |
「007/スカイフォール」と同時リリースです。プレミアム・ブルーレイ試写会の開催も決定!