2010年オンエア版『2001年宇宙の旅』



2010年10月12日にNHKハイビジョン(BShi)でエアチェックした『2001年宇宙の旅』。(画像上)



エアチェック版(画像上)は全体的にシュートがうっすらとついてはいるものの、解像度もコントラストもやたらと高い。あらためて観るとボーマン船長のガウンの色などもよく判る。従来のマスターとは印象が違う。当時ちょっとした話題になった。

『2001年宇宙の旅』 4Kドルビービジョン版きた!



TOHOシネマズ新宿のIMAXで『2001年宇宙の旅(2K版)』。甘っ!粗っ!が第一印象。サウンドホールも見える座席でスクリーンは近めだが、お世辞にも緻密な絵とは言い難かった。70mm?4K?既存の35mmデジタルリマスターのレストア版、と言ったら言い過ぎか。4K UHD盤が心配だ。

キャプチャ

…というインプレッションをアップしようと考えていた矢先にiTunes Storeの『2001年宇宙の旅』が4K HDR版にVer.upされた。ドルビービジョン版。昨夜、IMAX版を観賞したのちにHD版をチェックしたばかりなので絵音の違いに驚いている。絵が立体的で生々しい!これにはびっくり。従来のHD版ともIMAX版ともまったく違う印象だ。スーパーパナビジョン70=70mmらしい緻密さも充分に感じられる。SNも高い。暗部から明部に至るまで階調の広さはこれまででベスト。暗部の色まで確認できる。HDR化の恩恵だろう。強い光を意識したカットもある。従来より動きに滑らかさが出ているのでドキュメンタリーっぽい印象とも言えるかもしれない。



ここのところ繰り返し観ているので驚きと発見の連続だ。なによりコントラストが強靭。宇宙空間の星の数が多い。瞬きの強弱まではっきりとわかる。色の発色も鮮やかで深い。4K→2K→4Kアップコン、HDR→SDR上映でも新マスターの恩恵が享受できる。



IMAX版が(良くも悪くも)70mmフィルム版の再現をテーマにしていたとするならば、パッケージ版は明らかに切り口が違う。グレーディングは誰が行っているのだろう?ノーラン監督?キューブリック監督も知らぬ21世紀の『2001年宇宙の旅』だ。いずれにせよ4K UHD盤、これなら期待して間違いなしだ。



北米での4K UHDのリリースは10月30日。国内盤は11月21日。北米盤に合せて国内iTunes Storeで4K HDR版が先行してリリースされるケースは珍しくない。しかし今回は北米盤のリリース前、しかも北米iTunes StoreではまだHD版のままだ。デジタル配信版というものはさっぱり読めない。

『007/スカイフォール フルスクリーン版』 オンエア!

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ようやくの情報解禁。スターチャンネルの「私の愛した007」特別企画。『007/スカイフォール』の[フルスクリーン版]がいよいよオンエアになる。[フルスクリーン版]と呼んではいるがこれはいわゆる[IMAX版]。当初はシネスコ版だけのオンエア予定だったのだが“IMAX画角ってのがあって…”のひと言から編成部が頑張った。該当するマスターを取り寄せて確認してみたらこれが大当たり。便宜上、[フルスクリーン版]と呼称して晴れてオンエア出来ることになった。字幕版&吹替版ともにオンエアあり。他ならぬボク自身がとても楽しみにしている。

スカパー!の4K放送作品いろいろ。



スカパー!の4Kサイトが立ちあがっている。映画系では「スターチャンネル」「ザ・シネマ」「日本映画専門チャンネル」の3局が12月から4K放送を開始する。スターチャンネルでは『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』、ザ・シネマでは『太陽がいっぱい』を予定している模様だ。日本映画専門チャンネルの『八甲田山 4Kデジタルリマスター版』は12月2日(日)のオンエア。同じく4Kデジタルリマスター版と言えばこれもまた健さんの『駅 STATION』『夜叉』もある。事と次第によっては4Kチューナーだけでなくスカパー!用にアンテナを設置する必要がある。レコーダーはどうする??他の作品はまだ発表にはなっていないが結構ドキドキだ。NHKはどんな作品を組んでくるか。続報を待とう。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』



iTunes Store版『ハン・ソロ』。iTunes Storeから“品質上の不具合が確認されたので修正バージョンをアップした”という旨のメールが届いた。絵のマスターを差し替えたのだろう。字幕版にもかかわらず冒頭のテロップやメインタイトルなどが日本語で出てくる謎の仕様が解消されている。これにて一件落着。

『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』ニューマスター版



WOWOWで『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』吹替補完版。なんとこれが新マスターだ。2Kテレシネ版から(おそらく)4Kスキャニング版に変わっている。旧版は絵にバラツキがあったが新版は全編をフィルムトーンで統一。シーンによってはかなり印象が違う。2015年にDVDのみでリリースされた『テレビ吹替音声収録 HDリマスター版』 と同じマスターかもしれない。



Amazonプライム版とiTunes Store版をチェックしてみたところ世代は不明だが(おそらく旧マスターだろう)どちらもシネスコから16:9にトリミングされているので却下。さてこのニューマスター版、4K UHDあるいはBD化されるのか否か?

『2001年宇宙の旅』70mmフィルム上映版



『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映。瞬殺間違いなしの前売りチケットを獲るところから始まり、緊張感の漲る空気に包まれながらの鑑賞。ようやく一大イベントが終わってホッとしている。実際に70mmフィルム版の上映に触れてみると、かつては特別なことではなく日常のことだったのにとあらためて残念な気持ちもするし、いっぽうではデジタル化された旧作の意義も見い出すことが出来たように思う。また今回の上映を機に新たな知識や情報にも触れることが出来た。刺激は充分に貰った。



70mmフィルムで観ていて「お?」と思ったのはモノリスに触れるカット。よく見るとフォーカスがモノリスに来ていない。やや後ろにある岩肌にピントが合っている。つまりフィルムからテレシネしたマスターでは補正をかけているわけだ。これまでモノリスにシュートがついているように見えていたのはもしかしたらこのためではないだろうか。



国立映画アーカイブ発行のNFAJニューズレターにはシネラマについての詳細な解説が掲載されている。OS劇場のスクリーンサイズは30m×10m。オーエスからは24m×9.5mと聞いた。“改装されたOS劇場”とあるので公開に併せて大きくなったのだろうか?気になる。



“追体験”としての70mmフィルム上映版。いっぽう最新のHD(iTunes Store版)もフィルムの旨味が巧く掬い上げられている。エンディングの「美しく青きドナウ」。明らかにデジタルリマスター版の方がレンジが広い。響きも美しい。あらためてデジタルレストアの恩恵を再確認している。絵にせよ音にせよ、意外と自分はレストア&リマスター派なのではないか?と感じたりもした次第だ。



70mmフィルムで観ることはもうこの先おそらくないだろう。IMAX上映版と4K UHD盤を楽しみに待とう。

『007/スカイフォール』、再び。



スターチャンネルの「私の愛した007」特集。『007/スペクター』を皮切りに全24作品、『007/ドクター・ノオ』から劇場公開順にただいま絶賛放送中。ゆくゆくは『007/スカイフォール』が登場することになる。この作品、通常ではシネスコ版でのオンエアなのだが…。公式のニュースリリースは近日中!

『2001年宇宙の旅』 シネラマスクリーン考

『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映。これからIMAX版の公開や4K UHDのリリースを控えるワーナーにとってはいいPRになっている。フィルムの調達とプロモーションは自社で、上映は劇場で。今回も国立映画アーカイブが頑張れば頑張るほど話題になっている。映画ファンにも喜ばれる。みんなウィンウィンだ。



国立映画アーカイブの配布資料に1968年当時のテアトル東京についての記述がある。(※写真は別。手持ちの資料)これまで諸説あったがシネラマ対応のスクリーンサイズは23m×10m。いっぽう大阪のOS劇場は数年前にオーエスに直接確認をしたところ24m×9.5m。共に現在だとユナイテッドシネマ豊洲No.10(22.6m ×9.7m)クラスとなる。しかしこれはあくまでも大きさの話。国立映画アーカイブの配布資料にもあるようにシネラマスクリーンの肝はその湾曲度だ。146°ある。人間の視界にほぼ近い。これが圧倒的に違う。



『西部開拓史』のブルーレイディスク。オリジナルアスペクト(2.89:1)のシネラマver.。『2001年宇宙の旅』も1968年当時はこのサイズで上映されたわけだ。この初公開時に使用されたシネラマ版の原版は残っているのか?監修のクリストファー・ノーランが探っていないとは考え難い。既に現存しないか、或いは今回は70mm版にこだわって見送ったか。ワーナー(MGM)作品なのだから『西部開拓史』のようにパッケージ限定、スマイルボックスver.でリリースするのもありだろう。見てみたい。

『2001年宇宙の旅』 70mm版特別上映



『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映はいよいよ明日6日(土)からスタート。もちろん既に前売りチケットは購入済み。スクリーンで観るのは1978年のリバイバル公開以来だ。70mm版はOS劇場のシネラマ。35mm版は三番街シネマ3。70mm版というとOS劇場やテアトル東京など、シネラマスクリーンでの“体感”と併せて語られることが多い。しかし今回の特別上映は意図が違う。デカいフイルムを小さなスクリーンで観る。迫力を求めるのではなく“研究”というニュアンスで捉えておいた方が良いだろう。各回100席分程度は当日券扱い。どれだけ早く並ばなければならないか?当日になってみないとわからないが、逆に言うと早くから並びさえすれば必ずチケットは獲れるはずだ。こんな機会はもう今後ないかもしれない。

iTunes Store版『ハン・ソロ』



iTunes StoreのHD(2K SDR/字幕)版『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。字幕版にもかかわらず冒頭のテロップやメインタイトルなどはすべて日本語で出てくる謎の仕様。オリジナル版はどうやっても見ることが出来ないのは困る。字幕は常時ONで消すことはできない。ボーナスコンテンツはパッケージ版と共通だが吹替版は別売だ。



マスターの状態はすこぶる良好。映画館で見た絵・音がそのままパッケージ化されている印象だ。配信版でもストレスはまったくない。暗く感じるシーンが続くが無理に暗部・明部とも伸ばそうとはせずにナチュラル。4K UHD盤も期待していいだろう。
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