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ALTEC 344A 到着。 その2 |

オーディオ・ラックのセッティングの変更が完了しました。ヴィンテージ・アンプにはリモコンなんていう便利なモノはありませんので、視聴位置のすぐそばにアンプ本体を設置するというのは意外と重要だったりするのです。
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344Aの位置を変えて、ひとまず古めの邦画を何本か流し見していたのですが、トーンコントロールの効きがすこぶる良いのでびっくり。「もっと分かり易いくらいムービートーンにしたい」という場合でも、BASSボリュームを上げていくと台詞の中低域がぐっと張り出してきて、これぞまさに“ヴォイス・オブ・ザ・シアター”の味わい。この濃厚なALTECトーン、まるで魔法のようです。また、TREBLEボリュームやHi&Loフィルター、ラウドネス・スウィッチも備えていますので、随時イコライジングすることが可能ですし、トーンコントロールは想像以上に音が劇的に変化しますので、現代AVアンプでいうところのDSPモードのニュアンスに近いかもしれません。
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これがリア部分です。さすがに電解コンデンサーや一部の真空管は交換してありますが、電源トランスは This is ALTEC、ピアレス製です。全くのオリジナル・パーツのままの状態の音がどういうものであったか、今となっては知る由もありませんが、現状の音には大・大・大満足。この先、同じくALTEC製の1567A(モノラル・ミキサー・プリアンプ)×2+1569A(モノラル・パワーアンプ)×2というような“王道のコンビ”でウチのA7を鳴らす時がくるかもしれませんが、それまでは長く長く愛用していきたいと思わせるだけの魅力が、この344Aのコンパクトなボディのなかにはたっぷりと詰まっています。50年も前のアンプがここまで心を揺さぶるとは・・・驚き。
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